ウマい話に裏があるのは副業も同じです。社会人の間で副業が流行れば、その流れに乗じて、お金を騙し取る悪徳商法が横行します。
実際に詐欺まがいの手口で騙された方が何人もいます。例えば、副業の詐欺の代名詞とも言えるのがモニター商法です。
モニター商法とは副業で人気のあるアンケートモニターや治験モニターとは違います。
モニターとは試しに商品を使用してもらい、アンケートなどに答えるだけで収入が得られる成果報酬型のアルバイトです。
しかし、モニター商法では処方試す商品を購入しなければならず、購入した後はアンケートに答えても、当たり前のように収入は貰えません。このような類の副業を装った詐欺はいろいろなパターンがあります。
副業だけではなく、有名な悪徳商法に「連鎖販売取引」といういわゆるマルチ商法があります。主婦や若者がターゲットにされており、マルチ商法をやっていた知人もいて、サラリーマンの被害が広がっています。
マルチ商法は商品を販売する組織の会員になって、自身が商品を買い取り、その商品を他人に売って会員にすると、その会員が別の人に売った分の代金に対しても、マージンが入ってくる仕組みです。
上位の会員は下位の会員のマージンで大量の利益となりますが、下位の会員は商品が捌けず、在庫を抱えて損をし続けます。「商品を販売している」という点では必ずしも違法とは言えないので、騙された後では手遅れなケースがほとんどです。
また、マルチ商法よりも騙されやすいのが内職商法です。自宅でできる内職を斡旋してくれますが、登録料や材料費を先に支払わないといけません。
最初に「必ず後で商品を買い取ります」と言われます。内職で完成した商品を適正の価格で買い取るならば問題はありませんが、商品は買い取ることはせず、賃金さえも支払われません。
「完成度が低いので受け取れません」
「結局、商品が売れなくなったために支払えません」
「今回は10%だけを支払います」
代金を支払わずに何かしらの言い逃れをしてきます。受け取れる収入が高ければ高いほど、騙される額も増えていきます。
一攫千金を期待して副業を始めると、結局は長続きしませんし、「ラクして儲けたい」と考える時点で副業は失敗する可能性が高いです。
なぜなら、副業とは本業の一部だからです。その仕事を本業にする人もいれば、副業にする人もいます。だから、本業で稼ぐ20万円と副業で稼ぐ20万円に特別は違いがなく、その仕事に対する報酬にも差は生まれないです。
副業で20万、30万、40万円と本業以上に稼ぎたいなら、本業以上の労力、時間、知恵を注ぐことを覚悟し、実行するパワーが不可欠です。
副業を装った詐欺に騙されないことも含め、副業で失敗しないための注意点をいくつか押さえておきましょう。
本業を悪質に利用しない
勤務先の資料を流用、本業の案件を個人で処理する、個人情報を他人に売りさばくといった、本業の服務規程どころか、社会的な処罰を受ける行為は決して行ってはいけません。
違法行為はしない
良くある例がオークションを利用した、違法商品の売買です。某航空会社の航空機操縦マニュアルを販売したり、著作権を無視した動画、音楽を横流ししたり、薬品の密輸から利益を得たりすることは犯罪にもつながります。
副業の目的を見失わない
うまい具合に副業を始められても、ある程度時間が経つと、副業をした目的が曖昧になってきます。目的を変更するのは構いませんが、収入を得ることで当初の目的の達成が疎かにならないようにしましょう。
お金を負担しない
多額でも小額でもお金を負担する副業は手を出さないようにします。本業よりリスクが少ないのがメリットの副業ですので、副業で代金を支払うことはありません。納得できる説明であっても、逆に騙されていると思って、避けたほうが無難でしょう。
知らない職種に就かない
副業はマニアックな仕事にも結構あります。例えば、スズメバチの巣の除去、依頼主の墓参りの代行、結婚式場の代理出席などです。これらは違法ではありませんが、知らないがゆえに騙されたと勘違いします。