国税庁「民間給与実態統計調査結果」に年齢別の平均年収が公表されています。
データは翌々年9月頃に発表されるため、現在は紹介している2010年版が最新です。
日本人全体の平均年収は412万円と低水準で推移しています。男性は507万円、女性は269万円と2倍近くの格差も見られました。
男性の平均年収は54歳までは年功序列で高くなり、50~54歳で649万円に達します。女性の平均年収は年齢による差が少なく、19歳以下を除くと、203~283万円と200万円台に収まります。
| 年齢 | 男性 | 女性 | 全体 |
|---|---|---|---|
| 平均 | 507万円 | 269万円 | 412万円 |
| 70歳以上 | 384万円 | 213万円 | 311万円 |
| 65~69歳 | 407万円 | 203万円 | 327万円 |
| 60~64歳 | 474万円 | 228万円 | 373万円 |
| 55~59歳 | 599万円 | 256万円 | 457万円 |
| 50~54歳 | 649万円 | 283万円 | 494万円 |
| 45~49歳 | 632万円 | 280万円 | 481万円 |
| 40~44歳 | 577万円 | 286万円 | 465万円 |
| 35~39歳 | 505万円 | 292万円 | 431万円 |
| 30~34歳 | 432万円 | 299万円 | 384万円 |
| 25~29歳 | 366万円 | 293万円 | 336万円 |
| 20~24歳 | 269万円 | 237万円 | 254万円 |
| 19歳以下 | 158万円 | 112万円 | 136万円 |
今でも「年収300万円時代」という文言が目立ちますが、女性に限っては「年収200万円時代」となっています。
日本では女性に育児を任せる考え方が、欧米より強いです。そのため、女性は出産でキャリアが分断され、職場復帰が難しい傾向にあります。
14年間で平均年収がほとんど上がっていません。むしろ、1997年よりも55万円も減っています。これは約5万円も月収が下がったことと同じです。
| 1997 | |
|---|---|
| 1998 | |
| 1999 | |
| 2000 | |
| 2001 | |
| 2002 | |
| 2003 | |
| 2004 | |
| 2005 | |
| 2006 | |
| 2007 | |
| 2008 | |
| 2009 | |
| 2010 |
平均収入は昭和63年と同水準に落ち込み、平成は「失われた20年」と揶揄されています。毎年給料がアップする時代も消えつつあります。
平均年収412万円の内訳をみると、平均給料は354万円、平均賞与は58万円となっています。平均給料に対する平均賞与の割合は約16.4%です。
2008年のリーマンショック以降、この平均賞与を減額する企業が増え、一気に年収が落ちて、ボーナス払いのローン返済が滞る家庭が増えました。
給与所得者数は4,552万人で前年度よりも1.0%増加しています。ただ、労働人口は年々減少傾向にありますが、それ以上の速度で平均年収は下がっています。
また、源泉徴収した所得税額は2010年の7兆2,473億円で、2000年の9兆1,754億円より1兆9,281億円も減少しています。
この所得税額以上に年収は減っているため、「この年収減の穴埋めをしたい」と副業を始める人は増えています。
この後の予測値などは発表されていないでしょうか?あと、会社の規模別や役職別の年収一覧も知りたいです。